いとけいのにっき・ボックウィンクル
2011.05.11(水)
▼ [マット界] アイスリボン290
仕事が残業なしで終わり、明日は代休(通院)、ということでタイミングよく、初の蕨アイスリボン道場での観戦。
大石真翔、○新田猫子(弓矢固め?)都宮ちい、×内藤メアリ
内藤のチョップは重さと迫力があった。生ちいちゃんが小さすぎてビビった。ニャーがふしぎなグラウンドでのバックブリーカーで勝利にゃー。
○藤本つかさ(ミサイルキック)×成宮真希
成宮の方がちょっと大きいんだけど、つっかのほうが「中身詰まってる」感がある。通常のミサイルキック一発でピン。
澤宗紀、×真琴(ラリアット)○星ハム子、宮城もち
ハム子、もちの重量級セクシー攻撃に澤が翻弄されているうちに真琴がつぶされる。真琴いいとこなし。新北京とかしか見てないからアレだけど、ていうか関係ないけど、最近低迷してるのか?
○さくらえみ(11-0)×松本都
20分アイアンマンマッチルール。しかし実質は20分制限のアイ・クイット・マッチ。途中から都はなにもできなくなった。マンマミーアは1で返される。場外に引きずり出され、花道脇の自分の目の前まで来て都がイスを手にしたが、それで殴るどころか持ち上げることすらままならない。10分ごろから、さくらのすべての技がピンフォール、ギブアップになる。終盤に少し盛り返してみやここクラッチを仕掛けるもあっさり返される。さくら余裕のまま試合終了。余裕があるさくらが中途半端にいい場面を都に作ってやらなかったのはよかった。今のあの都に何か与えてはダメだ。
座談会
真琴が、腕立て伏せ100回できたらという条件でSMASHへの出稽古を継続できるという約束をしていて、それができず(やらず)出稽古ナシになっていたことが明かされる。真琴「今ここで50回やります!」さくら「100回やればいいでしょ」 というわけで腕立て伏せを(なぜかちいもいっしょに)始めるが、約70回でへばって(ちいは100回)、さくらが終了を宣言。まあさくらさんは悪くないわな。真琴はわんわん声を上げて号泣。というとこで都にマイクが渡る。どんな無茶ブリだ。都はこれで出番がなくなることも覚悟していたようだけど、さくらは土曜日にvsたま子戦を指示。たま子は知らないけど……この前19時女子で見た長野レミみたいなタイプか? 締めという場面で結局真琴は退場。
ちい「アイスリボン選手が一重の輪、ここにいるファンが二重の輪、ここに来ていないファンが三重の輪、そしてまだプロレスファンになってない世界中の人たちが四重の輪」。環状線の理論。
2011.05.24(火)
▼ [マット界] 「武道掣圏」第一回武術大会
仕事も早く終わったので、突発的に当日券観戦。佐藤光留選手が出るので気にはなっていたのだ。
八角形の、土俵の俵のような縁のある闘技場が目に入る。客入りは最終的には6割程度?南側通路ぞいで、しかも前がガラガラで見やすくはあった……。
開始前に佐山聡、真樹日佐夫、新間寿のあいさつ。骨法の祭典でも真樹先生いらっしゃったなあ。
試合規定(ルール)説明があり、関節技、絞技による参ったは当然として、打撃によるダウン(10カウントではなく倒れた時点)でも「完全一本」として決着という。また、相手を動けなくして3秒で「制圧」、相手「のみ」闘技場から落とすことで「場外」でそれぞれ一本の、これらは2本先取で決着。
審判3人によるルール実演では、何度も「市街戦」という言葉が出てくる。「場外」は階段、駅のホームから落ちること、あるいは車道に飛び出すことかもしれない。「床」は当然アスファルトやコンクリ、タイルということになる。今回はなかったけど、投げ技で強く床に叩きつけられたら、試合として継続できるとしても一本負けを宣告されるかもしれないし、それでいいとも思う。
あとは「壁」があった方がいいとも思う。それはロープやUFCなどのケージのようなクッションのあるものではなく、硬い板状のものを。ただ、想像するに、壁に押しつけられると、押された側にとって金的や頭突きは有効になると思うんだけど、これらは禁じ手であるので、整合性がむずかしい。
決着のつけかたが多いということは、試合が早く終わるということでもある。これはパンクラスの秒殺というよりは、相撲に近い感じがした。観る側もなかなかピンと来ないようで、終盤まで、制圧、場外の一本の反応が鈍い。
それでもセミファイナルの佐藤光留vs長谷川秀彦になると慣れてくる。佐藤の首投が冴え渡り、まず首投げによるテイクダウンから袈裟に固めたまま押し出し場外一本。次も首投げから再び場外を狙うが、ここは両者とも落ちてしまう。仕切り直しもまたもや首投げから上を取り、制圧一本の2本先取で完勝。すばらしい。
メインは桜木裕司vs若翔洋。体重差60kgの無差別級。無差別こそリアル。桜木はそれも、押し出しを狙われることも承知で受けていると試合前に語っていた。いざ立ち会い、若翔洋はまさに相撲の立ち会いのように低く、少し斜めに構える。そのまま突進して押し出すかと思ったが、相撲と違いどっちが先かに関係なく両者場外では勝てないから、意外とすっと立って、打ち合いになる。いや、桜木が一方的に顔面にのみパンチを打ち込み、あっという間にダウンによる完全一本。若翔洋はしばらく立てず、その横で桜木は外に向かって正座し、静かに待つ。格好良い……。
他に特筆するのは、第5試合の宮沢誠vs岡田孝。宮沢に場外一本先取されて、再び詰め寄られた岡田が何を思ったか後ろ回し蹴り。宮沢はあっさり避けると押し出しどころか送り出しで一本。場内が「それはだめだー」でひとつになった瞬間。捨て身技が通用しないだけではなく、命取りになるということでもある。
全試合終了後は、八角形の各辺に8試合の勝者が座り、その中で佐山の演武。最後にあいさつで、トータル2時間ちょっと。
今回は掣圏&リアルジャパンの選手以外も、プロレスラーや柔道家が大部分で、空手家やボクサーは少数派だったけど、市街戦では立ち技こそ有効という意味でもシュートボクシングの選手とか出てくればおもしろいけどなあ。