「VAIO強化計画」
メモリ:32MB→96MB(メモリ22800円+ソフマップ工事2000円)完了
OS:Windows95→Windows98(製品版22400円)完了?
キーボード:標準→101英語キーボード(20000円)完了
HD:1GB→2.1GB
  (HD 23800円+アイツー換装&データ移行工事15000円)完了
CPUクロック:133MHz→200MHz(アイツー工事17000円)完了
おまけスピーカー:専用(10000円)完了
(アイツー工事はバイオノートサービス期間中で、合計から-5000円、送料などは別)


1998年 7/25
 Windows98発売日。

7/26
 メモリ増設を決定。無職の今のうちならバイオを使う必要はほとんどないので、作業で何日か引き渡すことになっても問題ない。
 ほとんど買ったとき以来バイオの箱を開け、増設サービスの手続きなどをチェックしたら、受付期間は今月いっぱいだった。メモリを明日すぐに買いに行き、そのままソニーに電話依頼することに決める。

7/27
 純正メモリを買いに秋葉原に行くが、ソフマップでアドテックの64MB増設メモリ(22800円)を見つけたので、とりあえず買わずに帰る。
 バイオの自力強化や改造のホームページをいろいろさがしてみる。ソニー純正のWindows98アップデートは、まず付属の(プレインストール状態への)リカバリーCDをインストールし、BIOSなどをアップデートしたうえでWindows98アップグレード版を入れるというもの。できればまっさらでシンプルな状態にしたいので、Windows98製品版をインストールした場合の情報を入手しようとするが、そういうホームページは見つからない。

7/28
 いろいろなホームページを見た結果、冒頭に書いたことを今後行うことに決める。
 ソフマップに本体を持っていき、アドテックの64MBを増設してもらう。自力でもよいが、101英語キーボードへの換装はメーカーに依頼することになるので、保証の範囲で収めるためショップ作業とした
 「英語配列キーボード交換サービス」をテクニカルレスポンスセンターに電話で申し込む。このあと申込書が郵送されてくることになる。実際の作業は8/17から開始だそうだ。

7/29
 加賀電子のSCSI PC Card+8倍速ポータブルCD-ROMを起動FDから使えるようにする。だいたい4時間ぐらいかかったか、Windowsから起動ディスク作り、そこにPCカードマネージャとSCSIカードドライバを入れ(インストーラはうまく動かなかった)、CONFIG.SYSを書き換える。X68000時代の最後のほうはもうやってなかったから、7年ぶりぐらいでCONFIG.SYSいじったことになる。Win95が生きてるうちにWin98のCDをHDにコピーすれば、DOSでCDはいらないが、製品版でもアップグレード版でも、HDはまずフォーマットからやりたい。
 ニフティサーブFVAIOに入り、Windows98を直接インストールした場合の実績や問題点などを調べる。そのままでは内蔵モデムとビデオがうまく動かないらしいが、その部分だけバイオ付属のリカバリーCDからインストールすればいいようだ。

7/30〜7/31
 地元春日部ラオックスでWindows95製品版を購入。
 引き継ぐ必要があるのは、エロゲーのセーブデータのみ(笑)、急遽落としたTiny FTP DeamonでMacに待避。HDのフォーマット、Windows98 CDのWin98ディレクトリをHDにコピー、そのsetup.exeからインストール。インストールそのものは特に問題ナシ。最終的に起動されると、やはりビデオがVGAしかないので、まず加賀電子SCSI+8xCDをプラグ&プレイでインストールし、そこからリカバリーCDのビデオドライバを入れる。オッケー。次にVersaPad(感圧式パッド)のドライバを入れようとするが、初期PS/2マウスドライバがあって、うまくいかない。マウスのコントロールパネルを開けるとVersaPadの部分(パレット)もあるけれど、肝心な動作速度などの部分が入ってない……。次はUS Roboticsのイーサネットカード。これは今回、Windows98自身がドライバを持っていてくれた。そのまま入れ、とりあえずダイアルアップルータにつながればいいので、TCP/IP(DHCP)だけ設定する。IEで外に出られたのでオッケー。まずNetscape Communicatorを落とそうとするが、ネットワークが重いのか、スピードが出ないので後回し。
 VersaPadは、このへんはあたりまえなのかもしれないけど、PS/2マウスのドライバをリカバリーCDのVersaPadのドライバで上書きしたらうまく動いた。そういうことか、ということで、9600モデムとなってしまった内蔵モデムも同様に上書き。途中filexfer.cntがないといわれて、ここでバイオ付属Windows95のCDを指定したらうまくいってしまった。
 他にBecky!、Susie、ICQをインストールしたところで、デフラグ約1時間。

8/2
 7/31付で登録されていた、VersaPad、ビデオドライバ、PowerPanelの新版をダウンロード。PowerPanelはまだインストールしてないので、とりあえずVersaPadとビデオをインストールする。VersaPad、アップデートしたら、ときどきタップに反応しないときがあるような気がする……。

8/25
 7/28に電話したにもかかわらず、「英語配列キーボード交換サービス」の申込書類がまだ届かない。今まで何もしてない自分もアレだがとりあえず電話する。すでにステータスは送付済みになってるということなので郵便事故だろう。再度送ってもらうように伝える。

8/28
 「キーボード交換サービス」(正式名称)の申込書が届いたので、すぐに電話を入れ、引き取り日を決める。9/3の午後になった。
 週刊アスキーで、ちょうど改造の特集をやっていたので、掲載されていた改造ショップのサイトを見てみる。166MHz化9800円(放熱強化付き)、2.1GB化36800円、3.1GB化54800円は、悪くないかも。

8/29
 ふと、専用スピーカー(売価10000円)を買う。スペック上でも450Hz〜と、さすがに低音は弱いが「なり」なりのいい音を出してる感じ。本体に取り付けると、閉じたときの本体表面(VAIOの文字の面)とちょっと色がちがう(メタリックが細かい)ので塗りたい気もするが……。

 ここまで使ってきてのWindows98は、うちのマシンでは、たまに次のような不具合が起こる。シャットダウン時に「Default IME」が終了できず、Alt+Ctrl+Delで強制終了させてもまた復活してしまう。これが延々と続くため電源の強制切断しかなくなってしまうのだ。Macの8からのATOK使いなので、ATOKを入れればいいのかもしれないが一太郎8のCDが見つからなくて……。動かしている間はとりあえず問題はない。とはいっても、動かしてるのはインターネット関係とエロゲーだけだけど(笑)。

9/3
 「キーボード交換サービス」のために引き取られていった。

9/8
 「キーボード交換サービス」が終わって戻ってきた。英語配列なだけでなく、キートップのカナもなくなるので、たいへんすっきりした感じになった。好みとしては、ThinkPadのようにカーソルキーが1段下がった配置がいい(カーソルキーそのものではなく周囲のキーの使い勝手)が、右シフトが↑の左に来て中心に近づいたので、これはこれで打ちやすい。
写真:日本語配列英語配列

9/9
 秋葉原で東芝2.5インチ8.5mm厚2.1GB HD(23800円ツートップ)と2.5インチHDD外付け化キットMICROTECH PortableDock(16800円アイツー)を買う。HDは他店より1000円高だが、PortableDockは他店より3000円安だ(笑)。HDD外付けは安いのだと1万円弱からあるが、まあわかりやすそうなメーカーとケースデザインで買ってしまった。HDの軽さに、ちょっとビビる。こんばんみー。
 とりあえず、どうやったら今のHDの内容を新しいHDに移せるかを友人に訊いてみる。普通にファイルをコピーして、FDISKで起動ディスクとして設定すれば、Windows98ならレジストリ復帰をちゃんとやってくれるからだいじょうぶだろうということで安心。
 では、実際に両方のHDを同時に使えるように、まず買った2.1GBをPortableDockに入れてつないでみる。ちょっとケース内ですき間がかたかたするのでティッシュをかましてある。必ずWindows起動後につながないと認識しないようだ。リムーバブルとして設定するのはマニュアルどおり、ただ、リムーバブルメディアとしてフォーマットして、そのまま内蔵に使えるのか知らないのでとりあえずそのまま。

9/10
 眠ってしまった。分解・クロックアップ・増設方法のホームページをバイオのリンク集からさがす(主な資料:分解・HD交換クロックアップ)。
 ハードウェア的には、先にクロックアップを行うことにする。手順どおり分解して、対象箇所を見ると、これがまた小さい。1カ所ショートカットするだけなので、ハンダを盛ってつなげてしまう。ネジ止めせずに組み立て直して、バッテリーをつなぎ電源を入れる……動かない!うんともすんともいわない。HDが回りだしてランプがついて……ではなくて、まったく何の反応もない。分解するときに外すキーボード・パッドとの配線の接続を確認するが変わらず。呆然としつつ、まったく動かない=CPUなどの論理回路ではなく電源配線周りだろうと気休めを思いながら、とりあえず終了。
 先に挙げたホームページのせいでは、もちろん、まったくありません。リスキーなのは覚悟のうえです。誰も自分が失敗するとは思ってないんですがね(笑)。

9/11
 買った店(T-ZONE)の修理担当に電話する。バイオ505は販売店では受けないようになっている、ということで「ITテクニカルレスポンスセンター」に「恥ずかしい話ですが……」と恐縮しながら修理依頼する。もちろん保証外。明日午後に取りに来ることになった。
 すっかり恐くなってしまった……というより、もう一回失敗してまた修理に出すのが恥ずかしいというか。しかしクロックアップ&HD入れ替えをしないというのはくやしいので、修理から戻り次第、HD持ち込みで受けてくれる改造ショップを探して依頼することに決めた。ああ急がば回れ。

 そう、このタイミングでは、この記録も終わる予定だったのだ。

9/12
 今度は修理のために引き取られていった。

9/18
 留守番電話に修理見積もりが入っていた。やはりというか、マザーボード交換で98600円……。背に腹は代えられない、か……。

9/21
 昼ごろ、修理をしてほしいと電話を入れる。

9/23
 昼ごろ、もう修理からあがって家に届いた。こんなに早いとは思っていなかったので、現金を用意してなくて、親に頼んで(自営なので)立て替えてもらった。
 さっそく改造ショップ、まずMAXUSに問い合わせると、クロックアップ20000円、HD換装工事(HDはすでに用意されている場合)9800円。まあそんなもんか……。
 夜になって友人に、他に改造ショップないかと訊くとアイツーなどの名前が挙がった。しかもアイツーホームページを見ると、今週バイオノートの改造割引期間だという。クロックアップも233MHzまで明記されている。とりあえず、200MHzクロックアップ+放熱強化+HD換装+データ転送で見積もりを依頼する。

9/24
 見積もりの金額自体はホームページのメニューにあったとおりで、東京の窓口に直接持ち込むとしていた点は、実作業は大阪で行う(3時間で終わるとか書いてあったなあ)ので、そちらに直接送ったほうが早いということだった。改めて、同様の内容で注文メールを出す。

9/25
 注文の返事が来た。料金代引き込み&サービス割引込みで税込み31500円。放熱は必要ないとのことで、CPUクーラーソフト(フリーウェア)を付けてくれるそうな。

9/28
 修理の時の梱包に戻して、ヤマト運輸の事務所までもってった。1370円。明日届いて改造してあさってには戻ってくるかなー(楽観)。

9/30
 ほんとに今日あがってきた。18時以降指定届けで着払い。動かしてみるとWaterfallという、これがクーラーソフト?と、wcpuidというCPU情報表示ソフトが入れてあった。ちゃんと200MHzと表示されている。
 外されていた1GB HDを、前に買った外付けボックスに入れ、とりあえずMP3データを入れておく。うーん、エロゲーのインストールはこの外付けにしたいんだけど、PCカードスロットがひとつしかないからCD-ROMとは同時に使えない。パラレルポートにSCSIをつなぐのがあるのは知ってるけど、USBでそういうのがあるともうちょっと速いだろうし、ケーブルものばせそうでいいかも。訊いたらあるにはあるらしいんだけど、まだまだ出たばっかりのようだ。

第一部 完

おまけ 1999年 2/20
 ひさしぶり(1999年初?)にVAIOのホームページを見たら、なんとVAIO用サブウーファー受け付け終了なんて出ていた。まさかバイオ505の下に置けるようなのが!?とも思ったが、ミニタワー筺体系のデザインで、しかも「耳」スピーカーと合わせる物ではないということでちょっと安心。いわゆる「ドック」型のウーファーがあるとイイと思うんだけど。