2001.03.04 グロッソスティグマ反撃の口火

 14時半頃にpHを測る。やはり6.0〜6.5の中間ってとこだろうか。イイ感じ。電子式?の計測器ほしいなあ、でもなんかpHメーターの比較してこっちはダメだというページ、そのページについてあんなメーター特性をわかってないのはダメだというページもあったりして、なにがなんだか。ふと、「時計がひとつあれば時刻がわかる。ふたつあれば正確な時刻がわからなくなる。」というマーフィーの法則を思い出す……。まあ、試験紙がなくなったら試薬式のでも買ってみますか。


 当初の予定どおり、発酵用の500mlのペットボトルをテープで2本つなぎ合わせてひと組とした。これにエアキャップを巻き付け、多少なりとも保温ができるようにしてある。保温ということは冷えにくく、また暖まりにくくもあるけど、いざとなればはずすのは簡単だからこれでいってみよう。


 しかし、あらためてじっと見てみると、グロッソスティグマがじわじわ領域を広げてる、ように見える。昨日からのCO2がさっそく効いたのか、その前からなのか、いずれにしても良い傾向なんである。


 ←丸2日、途中で上の液体を(あふれそうだったので)減らして、今はこういう状況。上からクラッシュゼリーになる感じ?で発酵が進んでる。

 休みのうちに、次の砂糖ゼリーも作っておくことにした。ツインタワー用に前回の2倍。400ccの水に300gの砂糖を溶かすと、容積は600cc近くになる。水の容量以外に塩と砂糖の重さの目盛りも書いてある計量カップがあるので便利。しかし。今はまだいいけど、暖かくなって早めに作りすぎると、酵母じゃないダメな発酵が始まってしまうんだろう。冷蔵庫で1週間ぐらい保存できればいいけど、ダメなら消費のペースをつかむようにしないといかん。

 あ、やべぇ、前の日曜日以来、水替えしてない……。

2001.03.05 グッピーを妄想する2

 しまった、昨日は液肥を入れるのを忘れてた。

 コケ(正しくは「藻」)にも、好気濾過がバクテリアできてない時点のコケ、富栄養によるコケ、硝酸塩による(と思われる)コケがあるけど、最後の(黒ひげ)しか出てないので、あとは定期的に水替えをしていけばいいはず。パーフェクトフィルターのカタログ的にはそろそろ水替えも必要ないとなるだろうけど、まあペースは落ちても水替えはするだろう。

 あんまり手を入れる余地がないと、それはそれでいいことなんだけど、またもあのGEXの極小水槽を使うことを考えてしまう。で、たまさんに「グッピー、ベタ、モーリー」なんてどうかと言われた。オスのベタを単に飼うならシート式のヒーター(「ピタリ適温」の小さいのがある)に小さい容器でいいと思う。モーリーにはちょっと狭いんではないか。ということで、グッピーは2月16日にも考えた(この水槽は実は3.5リットルぐらいかも)けど、やっぱりやることになるのか。

 グッピーには弱アルカリ性がいいというけど、まあ水道水から低くしすぎなければいいか。最初の水は60cm水槽からのおすそ分けを、ちょっとだけアルカリに傾ける。やっぱりサンゴ砂は必要か。水量が少ないから頻繁な水替えが必要だけど、排水さえうまくできれば、注水は大き目のコップでじゅうぶんだ。いちばん怖いのは、あの小さい水槽に合うヒーターを入れる必要がある、入れるのはいいけど小さいカバーがない(見たことない)こと。これは……ああ、アクセサリーで隠せばいいか。いろんな意味で水草を入れたいけど、アヌビアス・ナナの小さ目の株が楽だろう。

 実は最大の問題は置き場所なのかも。自分の部屋はステキなことになってるので(笑)、高ささえ収まるなら、道具がそろってる60cm水槽の棚の下段がいいのだろう。収まらなかったら……またコタツの上だろうか。

 なんかできそうだぞ。あとは店に行って散財するだけだ(笑)。

 初めてだとついこういう一体型コンパクト水槽に目が行きがちだけど、逆に慣れてるひとが狭い中で適切な手入れと工夫を凝らすのに適してるんではないかと思う(どこかの受け売り)。iアプリとかWonderSwan開発みたいなもんか? 今なら自分でも初めから60cmがいい(少なすぎない水量、器具の充実など)と言えるけど、最初にあの大きさは、けっこうひるむ。

 消灯時の遮光用に買った発泡樹脂の板は、あまりにも軽くて部屋のドアの開け閉めの風圧で飛んでしまうので、マジックテープで水槽の縁にくっつけられるようにした。CO2も入ったし、余計な光はコケの元ってことで。居間に置いたのは、家族にはわりと好評(見た目楽しい、部屋の照明がいらない(笑))で、モーター音も思ってたほど気にならないようだ。まあ居間にいる≒テレビを見てる間はそんなものかも。

 しかし仕事の合間(というか今日はヒマ)にいろんなサイトを見てるけど、情報というかノウハウに関する食い違いは多いなあと思った。リストアップしてるわけじゃないから具体的にナニとパッとは出ないけど、ってぐらいいろいろな「見解」がある。なお、「ここ」はノウハウではなくて「体験記」です。……ってことで逃げておこう(笑)。



 消灯30分前に帰宅。CO2順調。グロッソスティグマは、まちがいなく増えている。最初に植えたのが、植えたというより砂に挟み込んだという感じだったのが、もっと砂にめり込むように密着した部分ができている。葉っぱも、植えた時点のはちょっと縁が黒ずんできたけれど、そうでない明らかにきれいなのが外側や古い葉の下に生えてきた。条件がそろえば増殖は早いというけど、こういうことなのか。


2001.03.06 休暇だというのに

 出かけもしなかった、というか昼寝して気持ちよかったです(笑)。グッピーはまたしても妄想だけなのか……。

 赤いロタラは、植えた時点の頭頂部あたりで曲がって、全体的にくの字という感じになってる。新芽も出てるし、もともと本数が多いので、適当なところでトリミングしよう。バコパは3〜5cmの新芽(植えて砂上1〜3cm)だけにしてから半月、順調に遅いなりにどれも伸びてる。

 ずっと気にしてなかったけど、油膜がけっこうなことになっている。気づいてなかったんじゃなくて、CO2前はエアレーションしてたから出てなかったんだろう。油膜そのものはいちいち取り除こうと思わないけど、エサが多すぎなんだろうか。

 ……ここんとこ黒ひげが増えてないようにも思う。こういうのは判断がしにくいなあ。自分の認識(知識)がまちがってなければ、パーフェクトフィルターが完全に機能すれば出ないはずなんだけど……。

2001.03.07 硝酸塩濃度は?

 パーフェクトフィルター機能してるかな……って想像するより、とっとと硝酸塩濃度を計測するのを買ってしまえばいいのだった。というわけで、パウパウアクアガーデンに寄った。

 パウパウといえばフィッシュマガジン3月号の水草水槽withパーフェクトフィルター。先週に行ったときから掲載部分の切り抜きが掲示してある(笑)。ただ、ここ最近は、なんというか、前よりも雑然とした印象を受ける。前景のピグミーチェーンサジタリア&テネルスが増殖したせいかもしれない。それよりショックだったのが、流木のそこかしこに黒ひげ(青っぽい)が出てたこと。色的に、自分が知ってる「黒ひげ」とちがうのかもしれないけど、要因はいろいろ考えられるけど、うーん……。いや、そもそも黒ひげの要因そのものがなんなのか、確実な情報がない。

 気を取り直して試薬系のコーナーへ。試験紙タイプのテトラの硝酸塩試薬&亜硝酸試薬……、ふたつあわせると2500円以上、しかも亜硝酸が多い状況で硝酸塩は正確ではないと書いてある。むむむ、亜硝酸は少ないだろうという自信はあるが(魚元気!)、いっしょに買えということか……。結局、しょせんは調査用品ってことで、もっと安いとこで買う、またはほっとくことに。調べることそのもので状況がより良くなるわけでもないし、実際、今の状況は悪くないはずだし。というか、調査結果の数字は「ここ」のネタ用でしかないかも(笑)。

 水草(売り物)水槽でのスーパーミストの使用状況を見た。買ったとき(2月26日)に書いた「流量も少なかったけど」ってウソ。そのパッケージ写真並かそれ以上にじゅわじゅわ出ていた。それに比べるとウチのは、帰ってから見たら泡の出どこが数か所という感じで、足りないというわけでもないだろうけど、もっと多くてもいいんでは。ということで、次はペットボトル2本組。

 最終的に何も買わずに店を出てしまった。ちょっとだけ変わったパーフェクトフィルターのパンフレットをまたもらってきた。これによると、安定期の硝酸塩濃度は20〜25mg/lとある。



 消灯後に帰宅。またも1灯再点灯。スクリューヴァリスネリアがバコパカロリニアーナの陣地に侵略してる。ていうかランナーが堂々と陣地を横切ってやがる(笑)。そうそう、「赤いロタラ」は「ロタラ・インディカ」らしい。赤いからむずかしいかと思ったら、パウパウでは「容易」コーナーだった(笑)。


 昨日の夜の時点の水面が跡になって残っている。それに比べて今日の水面は1cm弱ぐらい下がってるから、消費スピードがそれぐらい、ということだろう。けっこう長持ち。というか消費する前に「ダメな発酵」が始まっちゃう? まあ週末には2本組に変えてみよう。

2001.03.08 マクロマン

 昨日書き忘れたけど、スーパーミストと同じ資技研のバブルカウンターが約2900円で売っていた。詳しくは見てないけどADAのは数倍してたような……。これも数値化が目的という意味では試薬と同じなので、楽しそうだったけどパス。

 消灯30分前に雪の中、帰宅。スクリューヴァリスネリアはウィローモスネットのど真ん中まで張り出してきた。

 ぜんぜん関係ないけど、こういうどアップはデジタルカメラ(FinePix1700Z)の「マクロモード」を使えばいいことに今まで気づかなくて=今回から使った。

4日(ずっと上)と比べると、緑の「点」が増えてる

全種集合、このブラックテトラが目の色抜けちゃったヤツ(でもわりと元気)

2001.03.09 油膜のキラキラ危険です

 油膜そのものはいいけど、と書いたけど、やっぱりヤバいらしい。ということで、やはりフィルターに油膜を引き込めればいいんだけど、パーフェクトフィルターの各パーツがばら売りされていない(他社のを流用はできるかも?)以上、あんまり穴をあけたりなんだりはしたくない(←シャワーパイプに開けたじゃん)。GEXが油膜取り専用の器具を出してるのは知ってるんだけど、気にしてなかったので実物を見ないと詳細がわからない。



 帰ってから発酵ボトルを2本組に入れ替える。中の状況が見えないので、巻いてあったエアキャップはいきなりはずしてしまった。今までも問題なかったし。種水は1本につき砂糖と水を大さじ1杯ずつ、イースト菌は1.5g。

 1週間やってみてわかったのは、参考資料どおりの分量(今回は倍にした)でじゅうぶん長持ちすること。2本組みのも倍分量で作ってしまったが、今度は発酵が止まるまでこのままの予定。CO2発生スピードは2本分のゼリー表面積でちょうどいいぐらいの予想。あとは、その倍分量で最後まで発酵が止まらなければ、やっぱり倍分量で今後もやろうと思う。発酵が止まる原因は、ボトル内のアルコールが増えすぎること、腐ること、ゼリーがなくなることが考えられるが、結局どうなるんだろう。密閉された「嫌気環境」なので腐らない(イースト菌以外は増えない)のかな。

2001.03.10 トランジスタ・グラミー

 点灯前に起床。ところが、昨日セットした発酵ボトルの発酵が始まってなかった。あらら、種水が少なかった?イースト菌入れた時の水温が熱すぎた? とにかく、厚さ1cmぐらいの種水を再び作って入れ直した。ところが……。

 今日はちゃんと出かける。上の油膜の話を参考にして、グラミーを入れよう!てのと、硝酸塩試薬を買うこと、GEXの油膜取りの仕組みを見るのが目的。グラミーは10cm以上になるものが多く、小さい種できれいなのということで、ネオンドワーフグラミーにした。

 GEXの油膜取りは、昨日のリンク先で自作していたのと原理的にはまったく同じだった。水面と底面両方から取水するようなパイプの、上下の取水量を調節できるような仕組みになっている。

 グラミーを買ったのは、越谷のアクアワールド・イブという店(らぽ〜れのすぐ北)。水槽を始めたばかりの頃にのぞいてみたきりだけど、小さくもなく大型店というでもなくという規模。生体の水槽はどれもきれいでイイ感じ。飼育がむずかしいのはちゃんとその確認をしてたし(他の客)。家からもバイク15分ぐらいだし。

 しかし、水草水槽というわけでもないけど水草が多い水槽にネオンドワーフグラミー入れてて、しかも水草の裏にかくれるもんだから、なかなか網で掬えない。流木を持ち上げたり裏に手を入れてみたり……。結局ペアをとるために10分ぐらいかかってたかも。ゴミが舞うわ抜ける水草があるわたいへん。最後は店員さんふたりがかり(ちなみに女性)で、追って、捕まえて、ようやく終了。お疲れさま。

 帰って発酵……はしてるけど、圧力がない。どうも二股ジョイントで漏れてるようだ……。いろいろいじったけどだめ。水につけたりしたけど漏れる場所もわからない。うーん……と悩んでると、台所に2リットルのミネラルウォーターがあった。試しに棚に置いてみると……ギリギリ置けた!なんだ置けるんじゃんということで、急遽2リットル1本に移行。500ml 2本組の1本を湯せんして液体に戻して、それと同じ量を新規に作って、結局2本組と同じ量のゼリーを2リットル1本で作成。この夜中に固まって、早めに種水を入れる予定。


 水合わせをしてグラミーを入れる。発酵のなにやらであんまり見てないけど、それでも水面をつつく様子は確認できた。油膜取りもあるけど、小型魚が多いウチの水槽ではいいアクセントになっている。


 ロタラ・インディカの「くの字」の様子。で気づいたけど、曲がる根元側は丸い葉っぱ、伸びてる側は細長い葉っぱ……下の丸い葉は水上葉だったってことか? いずれにしても、その上のほうだけを植え直すやりかたでトリミングは必要そう。

 明日は、まず水替え。上のロタラのトリミング、あとイブでつい買ってしまったテトラのバブルカウンターのセッティングも。発酵したら出すしかないんだから、カウンターなんて「結果」でしかないんだけどねぇ。