この子もおでこ強化中の餌食に!(笑)。ほうきに乗って空を飛ぶということに対して新たな一石を投じた問題作。
最初は、ほうきにまたぐんだったらスカートというのは向かないだろう、と思いながらコスチュームを考えていたんですが、気がついたらまたいでませんでした(笑)。
こういう体勢で、ほうきで空を飛ぶというのであれば、両足を置けるようにする(ホップしないホッピングのように)のが安定性としてはいいのかもしれませんが、それはすでにほうきではないし、いずれにしてもどこかをベルトなどで固定しないと大差ないのかもしれません。
優雅さを出そうとするなら、またぐのではなくて横向きに座るのがいいでしょう。しかし、座りかたにかかわらずほうきを水平に寝かせた時点で、それを軸にくるくる回ってしまいそうな、はたから見た不安定感はぬぐえません。魔法としては、そこにそれを安定させる何かの力、あるいはほうきそのものに「寝かせた場合の上と下」があるのかもしれませんが。
この絵の場合は、ほうきの穂先が下であるという、ほうきをほうきとして使う場合の感覚があるので、そういう不安定さはないようです。
ほうきになにか器具を取り付けてよいのであれば、鞍と鐙をつけてしまうのが、はた目にもスピード感があって良さそうです。必然的に、鞍のついてる側が「上」になるので、見た目の安定感も出るでしょう。もちろん、深く腰掛ける乗馬スタイルではなく、ひざで支える競馬のモンキー乗りです。
ああでも、なんかラフの時よりすっきりさせたら、妙に「すっきりしすぎ」なデザインだなあ……。
kiAKAN26.JPG / 1999.09.16