Installation 98Lite to VAIO Note 505
他に日本語版98Liteのレポートホームページなどがあったら教えてください。

注意:ここに書かれていることを参考にした結果、何か不具合などが発生したとしても、当方ではいっさい責任を持ちません。すべて At Your Own Risk 自己責任で行ってください。

1999.03.29
 前々から気になっていた98Liteを、あいかわらず突発的にやってみようと思った。
 98Liteとは、Windows98 without Internet Explorer、つまりIE抜きWindows98だ。Windows98のIEをWindows95のエクスプローラと入れ替えてしまうのだ。方法にはWindows98のクリーンインストール時に入れ替える、すでに動いているWindows98からIEをはずす、のふたつがあるが、VAIOノートに前者の方法で入れることにした。

 以下は98Liteのドキュメントの要点の要点の要点の日本語訳である。
98Liteは、Windows98から下記を取り除いたものだ
a. Internet Explorer 4.0
b. Active Desktop Components
c. Internet Connection Wizard
d. Windows Update
e. Welcome Introduction/Tour
f. Online Service Providers

必要なもの
1. Windows98インストールCD-ROM
2. 下記のWindows95ファイル(カッコ内は日本語版OSR2のCD-ROMの場合)
 a. explorer.exe (win95_13.cab)
 b. shell32.dll (win95_25.cab)
 c. comdlg32.dll (win95_11.cab)
 d. wordpad.exe (win95_29.cab)
 e. notepad.exe (win95_21.cab)
3. 下記の98Liteファイル(www.98lite.comからダウンロード)
 a. 98lite.exe
 b. 98option.exe
 c. 98logo.sys
4. Windows98ブートディスク
5. ブランク3.5FD 2枚

手順
1. 5つのWindows95ファイルを1枚目のFDにコピーする。
2. 98Liteファイルを2枚目のFDにコピーする。
3. Windows98ブートディスクで再起動する。
4. Windows98をインストールするHDのパーティションを初期化する(必要なデータはバックアップをとる)。
5. Windows98のCD-ROMからセットアップ用ファイルをHDにコピーする(OLS、CONTENT、TOUR、CHANNELSのサブディレクトリは不要)。
6. 1枚目のFDからWindows95ファイルを、5.と同じディレクトリにコピーする。
7. 2枚目のFDから98Liteファイルを、5.と同じディレクトリにコピーする。
8. カレントディレクトリを5.に変更し、98lite.exeを実行する。
9. Follow the directions, sit back, and enjoy the ride!

 Windows98インストールファイルと、入れ替えるWindows95のファイルを同じ場所に入れたうえで、98Lite専用インストーラでインストールする、ということのようだ。
 Windows95のファイルは、VirtualPC DOS上でWindows95のCD-ROMからExtractして用意した。EXTRACTコマンド?は今回初めて知った。
 次にVAIOノートの、ダウンロードしたファイルとかエロゲーのセーブデータとかを、バイオ強化計画で用意した外付けHDDにバックアップする。もともとたいしたことをやっていないので、バックアップは簡単。
 Windows98インストールの時に用意した、SCSI PCカード&CD-ROMドライブが使えるブート用FDで起動し、フォーマットし、必要ファイルをコピーし、98lite.exeを起動する……が、何も画面にでない。適当にキーをたたくと反応があるので、画面に表示されていないだけのようだ。日本語表示とかのないプレーンな状態で立ち上がるように、ブート用FDからHDにsysして、HDからcommand.comがまっさらで動くようにしたら、ちゃんと98Liteのインストーラが表示された。

...they said it couldn't be done...
んなこたーできねーよって、あいつらは言ってたんだ。

 だが、上記の「メッセージ」が入ったダイアログの後、File Not Foundで止まってしまった(翌日行ったVirtualPCへのインストールでも同様)。うーん。98Liteのサイトでは、各国語版での可・不可が載っているが、日本語版は「?」であった。



1999.03.30
 しょうがないので、IE-Removeという、動いているWindows98からIEを抜き取る方法をやってみる。
必要なもの
1. 下記のWindows95ファイル(カッコ内は日本語版OSR2のCD-ROMの場合)
 a. explorer.exe (win95_13.cab)
 b. shell32.dll (win95_25.cab)
 c. comdlg32.dll (win95_11.cab)
 d. wordpad.exe (win95_29.cab)
 e. notepad.exe (win95_21.cab)
2. 下記のIE-Removeファイル(www.98lite.comからダウンロード)
 a. IERemove.INF

手順
1. 普通にWindows98をインストールする。
2. Windows95ファイルをHDにコピーする。
3. Windows98からIERemove.INFを右クリック→インストールを選択。
4. 指示に従い、Windows95ファイルのあるディレクトリを指定する。
5. 指示に従い、再起動する。

 MacでIE-Removeのファイルをダウンロードし、StuffitExpanderでZIPの展開をしたら、INFファイルの改行コードがMac式(CR)になってしまい、ちょっとだけ手間取った。が、それ以外はあっさりと終わってしまった。
 あの「←このボタンから始めます。」が流れたり、エクスプローラがシンプルだったり、何より明らかに軽い!こりゃいい。
 バイオ強化計画で自分が書いた、VAIOノート505に製品版Windows98をインストールする場合の注意にしたがって環境を整えた。

 ドライバを整備し、ブラウザ(Netscape Communicator)やQuickTime 3.0Jなどをインストールし、インターネットにつないだりしたが、問題は起こっていない。98lite.comには、あと互換性対応用らしい98patchというものがあるが、詳しくドキュメントを読んでいないので後回し。

1999.03.31
 VirtualPC + Windows98にも同様にやって、同様になった。

1999.04.02
 98patchのドキュメントのIntroductionとInstallationを読むと、要するに(要しすぎ)、
 あらゆる方法でインストールし、動作している98Liteの、各種パッチを当てた後に行うべきだ。MSのファイルを書き換えてしまうのでEULA(End User Agreement)に違反(violate)してしまうが、いくつかある問題を回避できる。Windows98セットアップファイルをHDにコピーしているなら、そのディレクトリから98Lite用のWindows95ファイルを消しておくように。
ということらしい。
 まあやってみるかーで動かしてみたが、「98patch.exe operates in windows.」の記述にも関わらずDOSウィンドウになり、しかも何も表示されない。なにかが動いているようだが、いつまでたっても変化がないので強制終了。じゃあDOSウィンドウをあらかじめ開いて、コマンドラインから98patchを実行したがそれも同じ。うーん、日本語版だからか?

 とりあえず、問題らしい問題が起こってるわけではないのでいいのかもしれないが、特に何を動かしているというわけでもないので、今後いろいろなソフト(特にMS Officeなど)をインストールした場合にどうなるのか、不安ではある。個人レベルでMS Officeを入れる予定もないが。

一段落 今後、何かあるとしたら、アプリケーションとの相性か?